どんどん日中の時間が長くなってくる4月、宵の空には火星が1等台で見えています。夜明け前になると木星、土星が南東の空に昇ってきて、上旬には新月に向かう細い月が並んで見られます。この月が夕空に移り再び満ちていく途中、17日には火星のすぐそばまで接近して見えます。今月は、月と惑星の輝きや位置の変化を楽しみましょう。
4日 | 清明(太陽黄経15度)/下弦 |
12日 | 新月 |
17日 | 土用の入り(太陽黄経27度) |
19日 | 水星が外合 |
20日 | 穀雨(太陽黄経30度)/上弦 |
22日 | 22時頃、4月こと座流星群が極大(見頃は22日深夜~23日未明。1時間に5個程度。月が沈んだ後は条件が良い) |
27日 | 満月 |
惑星の見どころ
水星
上旬から中旬にかけて、日の出直前の東の低空に位置しています。19日に外合となり、以後は日の入り直後の西の低空に位置するようになります。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
金星
日の入り後の西の低空に位置しています。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
火星
おうし座を東に移動し、下旬にはふたご座に入ります(順行)。宵の西の空に見え、明るさは1.3等から1.5等。
木星
やぎ座を東に移動し、下旬にはみずがめ座に入ります(順行)。日の出前の南東の低空に見え、明るさはマイナス2.1等からマイナス2.2等。
土星
やぎ座を東に移動しています(順行)。日の出前の南東の低空に見え、明るさは0.8等から0.7等。
※国立天文台Webサイトより引用
宙の見どころ
日没後は火星を、日の出前には木星と土星が楽しめるようになります。
冬の星座と春の星座、両方をじっくり楽しんでください。