この「月の地平線を越えて現れる三日月状の地球」の画像は、1971年7月29日に行われたアポロ15号の月面着陸ミッション中に撮影されたものです。宇宙飛行士デイヴィッド・スコット、アルフレッド・ワーデン、ジェームズ・アーウィンが、フロリダ州にあるNASAのケネディ宇宙センターからサターンV型ロケットで打ち上げられました。
アポロ15号は、月をより長期間にわたって探査し、より広範囲で、より多くの科学データ収集のための機器を使用することを目的として設計されました。このミッションには、4000万ドルの費用がかかった月面探査車(LRV)が導入され、月面を最高時速10マイル(16キロ)で走行しました。
スコットとアーウィンは、ハドレー・アペニンサイトに月面着陸後、4回の船外活動(EVA)を行い、そのうち3回はLRVを使用して計19時間の活動を行いました。ワーデンはコマンドモジュール「エンデバー」内で月を周回していました。
画像提供:NASA
翻訳:宙クリップ編集部