星神社(岡山市北区)は未来への神社存続のため、クラウドファンディングを行います。

星神社は、岡山市北区真星(まなぼし)、星神山(ほしかみやま)山頂に鎮座し、1,300年の昔から星降る神域としてこの地を見守ってまいりました。
岡山市の片隅にある小さな社ですが、より多くの方々に“星の神様のご加護”を感じていただける場として、この神社を後世に繋いでいくことを願っております。
近年、氏子総代の皆様と共に護持に励み、参拝者も少しずつ増えてきましたが、氏子の減少と高齢化のため神社運営の経済的基盤は依然厳しい状況です。

そこで、大切な神域を未来へ残すため、今回初めてクラウドファンディングに挑戦することを決意いたしました。皆様のご支援により、この社の存続と継承を叶え、“星の神様のご加護”を未来に繋いでいきたいと考えております。
クラウドファンディングへのご賛同により、全世界どこにいても満天の星空の下で神様の御息吹を感じ、御神徳をいただけることを切に願います。

プロジェクト概要
- URL:https://readyfor.jp/projects/hoshijinjya
- 実施内容:天津社の縮小再建および社殿地の整備、神域保全と参拝環境の改善
- 目標金額:第一目標 500万円
- 実施期間:2025年8月1日~9月29日 23:00まで
星神社の歴史と伝承
星神社は岡山市北区真星の星神山山頂、標高420メートルに鎮座し、岡山平野を望み、晴れた日には瀬戸内海や四国の山々まで望むことができます。
創建は約1,300年前の白鳳年間、天武天皇の御代に遡ると伝えられています。星神山の山頂に星が落ちた伝説を起源とし、陰陽師の占術により天皇へ報告、社殿を建立して奉斎したのが始まりとされています。
言い伝えによれば、天武天皇の御世、11月13日に黒雲がわき雷光が走り、35日間山が鳴動したとされます。その折に三つの星(三つの磐座)が落ち、稜威雄走神、甕速日神の二柱が御降臨されたと語られています。人々は巨大な磐座を祀り「星神の宮」を建立しました。この地は「真星(まなぼし)」と称され、地名として残っています。


御祭神と信仰
御祭神は稜威雄走神、甕速日神、浮霊前角神の三柱で、特に甕速日神を主祭神とするのは全国でも当社のみと伝えられています。甕速日神は火神・迦具土神を斬った際の剣の鍔から生まれたとされ、「この神、地上界に天降りしときには必ず磐落ちて光り放つ」と伝承されています。
また古くは「星神明見大明神」を氏神として祀り、「明見」は「妙見」に通じると考えられます。妙見信仰は北極星や北斗七星を敬う星辰信仰であり、当社祭神とも深い縁を持ちます。


社殿裏の大磐座
社殿裏には大磐座があり、近代作庭家・重森三玲の『日本庭園史大系』にも記載されています。その配置は北斗七星を模しているとされます。
また岡山城築城の際には当社の御神木が真柱として用いられたと伝えられています。


天津社の老朽化
境内の「天津社」は老朽化が進み、千木が倒れ、社殿は傾斜し、柱も腐蝕して危険な状態です。補強を続けてきましたが限界に達し、参拝者にも不安を与えています。
天津社は天津神を祀る社であり、天照大御神をはじめとする神々が対象です。今回のクラウドファンディングにより、規模を縮小しつつ新設、また社殿地の整備を行う計画です。




星神社を未来へ
星神社はその名の通り星を神として祈りを捧げる場です。現代を生きる人の願いや夢の成就を支える神社を後世に残すため、皆様のお力添えをお願い申し上げます。
クラウドファンディングを通じ、全国・全世界からのご支援を賜り、“星の神様のご加護”を未来に繋いでまいります。ぜひご参拝いただき、満天の星と神聖な神域の空気をご体感ください。


