ASTRO GATE株式会社(本社:東京都あきる野市、代表取締役:大出大輔、以下「ASTRO GATE」)は、成層圏観測プラットフォーム(HAPS)の開発を手がけるSkySense合同会社(本社:東京都港区、代表社員:アドディン・パヴェル、以下「SkySense」)と、「宇宙のまちづくり」に関する意向表明書(LoI)を締結したことをお知らせいたします。

HAPS技術を活用した地域振興と宇宙利用の推進
ASTRO GATEは、国内外においてスペースポートの企画・運営を行うとともに、周辺地域のまちづくりにも注力しております。本提携は、日本および世界における地域振興の一環として、宇宙を活用した持続可能なまちづくりの実現を目指す、当社の広範な戦略の一部となります。
今回のLoI締結により、両社はHAPS(High Altitude Platform Station)技術を活用した地上観測および通信サービスの提供を主軸とし、都市計画への活用、新規事業の創出支援、企業向けのソリューション提供などを共同で進めてまいります。
HAPSの可能性と今後の展開
HAPSは、リアルタイムに近い土地管理や災害時の即時的な状況把握、通信インフラの補完など、幅広い分野での応用が期待されています。ASTRO GATEとSkySenseは、これらの活用にとどまらず、HAPSの持つ潜在力を最大限に引き出し、宇宙産業の裾野を広げていく所存です。
さらに、ASTRO GATEは、複数の革新的な企業との連携を通じて、当社が展開するスペースポートネットワークにおいて、安全かつ安定的なロケット打上げ体制の構築を進めております。その一環として、SkySenseとともにHAPSを用いた海域監視の実現可能性についても検討を開始しています。

各社コメント
SkySense合同会社 代表社員 アドディン パヴェル氏
このたび、ASTRO GATE様とともに、スペースポートおよび地域のまちづくりに取り組めることを大変光栄に思います。SkySenseは、本協業を通じて、スペースポート運用を始め防災・インフラ整備・まちづくりなど、多岐にわたる領域に貢献できると確信しています。今後も、ASTRO GATE様のビジョンと連携しながら、HAPSの可能性を最大限に引き出してまいります。
ASTRO GATE株式会社 社長 大出大輔
このたび、Skysense様とスペースポートの運営や、まちづくり領域におけるHAPS活用に関して、協力できることを大変うれしく思います。ASTRO GATEは、様々な地上技術と宇宙技術を織り交ぜ、総合的かつ合理的なスペースポート運営と、まちづくりや地方創生に関する取り組み、さらには多様な産業に対する新規事業創出に取り組んでまいります。
SkySense合同会社について
SkySenseは「あらゆる場所を、いつでも、高精度に観測」のミッションのもと、飛行船型HAPSを開発し、日本全土に展開します。海洋状況把握・森林調査・災害対応・固定資産評価・地図作成や更新・スマートシティなどの用途の要求を満たすため、広範囲・リアルタイムで取得する高解像度かつ低コストの地球観測データの提供を目指しています。
ASTRO GATE株式会社について
ASTRO GATE株式会社は、宇宙輸送の未来を切り拓くことを使命とし、世界各地でスペースポートの企画・開発・運営を行う日本の企業です。各国政府や民間パートナーと連携し、宇宙港の構築から運用までを一貫で支援するとともに、地球上のさまざまな地域からの軌道打上げを推進しています。