宇宙甲子園ロケット部門福岡大会実行委員会(委員長:中武靖仁(久留米高専)、久留米市/株式会社久留米リサーチ・パーク/久留米工業高等専門学校/一般社団法人九州みらい共創)は、2026年11月14日(土)、久留米工業高等専門学校グラウンドで、福岡県内初となる「宇宙甲子園ロケット部門2026福岡大会」を開催します。

大会には、福岡県、熊本県、佐賀県、大分県の23校から、中学生、高校生、高専生による合計10チームが出場します。参加者は自ら設計・製作したモデルロケットにうずらの卵を搭載し、目標高度と目標滞空時間への近さ、卵を破損させずに回収できるかなどを競います。
各チームが挑む打上げは午前と午後の2回です。1回目の飛行結果を分析し、限られた時間の中で機体を調整して、2回目の打上げに挑みます。
優勝チームは、2027年2月13日(土)から14日(日)まで福島県南相馬市で開催される「宇宙甲子園ロケット部門2026全国大会」への出場チームとして推薦されます。全国大会の先には、フランスで開催予定の世界大会への道も開かれています。
大会当日は誰でも自由に見学できます。会場へ行けない人に向けて、大会の模様をYouTubeでライブ配信します。報道関係者による取材も可能で、取材の際は事前に大会事務局への連絡が必要です。
久留米から全国へ、そして世界へ。
モデルロケットが空へ飛び立つ瞬間と、23校から集まった50名の挑戦を、会場またはYouTubeで見ることができます。



九州4県・23校から50名が久留米に集結
福岡大会には、福岡県、熊本県、佐賀県、大分県の23校から50名の中学生、高校生、高専生が集まり、合計10チームで学校や学年の違いを越えて同じ競技に挑みます。出場する学校・団体とチーム数は次のとおりです。
- 久留米高専ジュニアキャンパス 4チーム
- 福岡教育大学附属福岡中学校 1チーム
- 九州産業大学付属九州産業高等学校 1チーム
- 福岡県立宗像高等学校 1チーム
- 久留米工業高等専門学校 2チーム
- 熊本県立熊本高等学校 1チーム
久留米高専ジュニアキャンパスから出場する4チームは、福岡県、佐賀県、大分県の複数の中学校から集まった生徒による学校横断型チームです。学校、地域、学年の違いを越え、それぞれの知識や得意分野を持ち寄ってモデルロケットの設計・製作に取り組んできました。
学校単独のチームに加え、異なる学校の生徒が力を合わせるチームも出場することが、福岡大会の大きな特徴です。
一つのロケットを完成させるため、リーダー、設計、製作、安全管理、記録、発表、広報などの役割を分担し、それぞれの立場からチームの目標達成を目指します。


全国大会への推薦を懸けて10チームが競う
福岡大会に出場する10チームは次のとおりです。
| 番号 | 所属 | チーム名 | 人数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 久留米高専ジュニアキャンパス | 浮くと勝ち | 5名 |
| 2 | 久留米高専ジュニアキャンパス | M’s | 6名 |
| 3 | 久留米高専ジュニアキャンパス | SMILE | 4名 |
| 4 | 久留米高専ジュニアキャンパス | F.K. GRQ | 6名 |
| 5 | 福岡教育大学附属福岡中学校 | StarVard Aerospace | 6名 |
| 6 | 九州産業大学付属九州産業高等学校 | 九州産業大学付属九州産業高等学校 | 5名 |
| 7 | 福岡県立宗像高等学校 | 宗高GREX | 3名 |
| 8 | 久留米工業高等専門学校 | 上町ロケット | 6名 |
| 9 | 久留米工業高等専門学校 | ルッコラ | 5名 |
| 10 | 熊本県立熊本高等学校 | ROAR | 4名 |
合計10チーム、50名が、全国大会への出場推薦を懸けて競います。各チームは、機体の形状、重量、空気抵抗、重心、安定性、卵を守る構造、回収用パラシュートなどを検討し、目標高度と目標滞空時間に近づけるための設計と製作を重ねてきました。
同じ競技条件でも、素材の選び方、機体の長さや形状、重量配分、パラシュートの大きさなど、チームによって選択は異なります。それぞれの機体に込められた発想と工夫も見どころです。


「狙った高度」「狙った時間」「卵の生還」を競う
宇宙甲子園ロケット部門は、単にロケットを高く飛ばす競技ではありません。参加者は、自ら設計・製作したモデルロケットにうずらの卵を搭載し、打上げから回収までの一連のミッションに挑戦します。競技では主に次の項目が評価されます。
- 目標高度にどれだけ近づけられるか
- 目標滞空時間にどれだけ近づけられるか
- 搭載したうずらの卵を破損させずに回収できるか
- 安全に打ち上げ、回収できる機体となっているか
- チームが主体となって設計、製作、打上げに取り組んでいるか
ロケットの飛行には、機体重量、空気抵抗、重心、安定性、回収装置、打上げ時の風向や風速など、さまざまな要素が影響します。
搭載したうずらの卵を守るためには、打上げ時の加速度だけでなく、降下時や着地時の衝撃も考慮しなければなりません。
小さなモデルロケットの中には、宇宙工学、機械工学、物理、数学、材料、デザイン、安全管理、データ分析、プロジェクトマネジメントなど、多様な学びが凝縮されています。
正解が一つではない課題に対し、参加者がどのような仮説を立て、どのような機体を完成させたのか。その答えが久留米の空で試されます。


2回の打上げで結果を改善
各チームは、午前と午後に1回ずつ、合計2回の打上げに挑戦します。1回目は午前9時30分から、2回目は午後1時から実施する予定です。
1回目の打上げ後、参加者は飛行高度、滞空時間、飛行姿勢、着地点、機体の状態、風向、風速などを確認します。
得られた結果をチームで分析し、限られた時間の中で機体や打上げ条件を調整して、2回目の打上げに臨みます。
- 想定した高度まで上がらない
- 滞空時間が目標から外れる
- パラシュートが思うように開かない
- 風の影響で予想とは異なる場所へ着地する
打上げでは、設計段階で想定していなかった事象が起きることもあります。大切なのは、思うような結果が得られなかったときに、それを単なる失敗で終わらせないことです。結果を確認し、原因を考え、改善策を話し合い、次の挑戦につなげます。
ロケットが飛び立つ一瞬だけでなく、参加者が結果と向き合い、仲間と考え、再び挑む過程も大会の大きな見どころです。


「ものづくりのまち・久留米」で次のつくり手が宇宙へ挑む
大会の舞台となる久留米市は、久留米絣をはじめ、足袋づくりから発展したゴム産業、医療、食品、創薬へと広がるバイオ産業など、「つくること」によって未来を切り拓いてきたまちです。
地域で磨かれてきた精密加工、機械設計、素材加工、組立などの技術は、現在、宇宙産業にもつながっています。
株式会社QPS研究所が開発する小型SAR衛星「QPS-SAR」にも、久留米市内や筑後地域をはじめとする地場企業の技術が生かされています。
2023年には、宇宙分野の国際会議「ISTS福岡久留米大会」が開催されました。さらに2026年には、久留米市内の企業が開発した食品が九州で初めてJAXA宇宙日本食認証を取得するなど、久留米の宇宙への挑戦は、ものづくりから食、宇宙生活へと広がっています。
その久留米で、未来を担う中学生、高校生、高専生が、自ら考え、手を動かし、失敗から学びながらモデルロケットを空へ飛ばします。
久留米が受け継いできた「ひらめきを形にする力」と「何度でも挑戦する姿勢」を、次の世代へつなぐ大会です。


久留米から全国大会・南相馬へ、その先は世界大会へ
福岡大会の優勝チームは、2027年2月13日(土)から14日(日)まで福島県南相馬市で開催される「宇宙甲子園ロケット部門2026全国大会」への出場チームとして推薦されます。
全国大会で優勝したチームには、2027年6月頃にフランスで開催予定のIRC国際大会「International Rocketry Challenge」への出場が予定されています。
久留米から南相馬へ、そして世界へ。
福岡大会での一つひとつの打上げが、参加者にとって全国、そして世界につながる挑戦の第一歩となります。
大会を通じて得られるものは、競技結果だけではありません。
仲間と一つの目標に向かって役割を果たした経験、失敗の原因を考えて改善した経験、自分たちの手でロケットを完成させて打ち上げた経験は、参加者のこれからの学びや進路につながっていきます。


笑顔とチームワークも表彰
大会では、競技成績による第1位から第3位までの表彰に加え、参加者の挑戦する姿勢をたたえる特別賞も設けられます。
第1位の副賞には、株式会社スターフライヤーから全国大会出場に向けて往復航空券が提供される予定です。また、競技中の「笑顔」と「チームワーク」を選考基準とする特別賞も設け、競技成績や技術力だけでなく、仲間と支え合う姿、笑顔で挑戦する姿、最後まで諦めずに取り組む姿もたたえます。


会場見学・YouTubeライブ配信・取材
大会当日は一般の来場者も自由に見学できます。モデルロケットが発射台から飛び立ち、上空でパラシュートを開いて降下する様子を会場で見ることができます。
打上げの迫力だけでなく、参加者が飛行結果を分析し、機体を調整して次の打上げに挑む姿も、この大会ならではの見どころです。
会場へ行けない人に向けて、大会の模様をYouTubeでライブ配信します。参加者が打上げに臨む姿や、全国大会への出場権を懸けた競技、成績発表、表彰式などをオンラインで視聴できます。
報道関係者による取材も可能です。取材の際は、円滑な大会運営と安全確保のため、事前に大会事務局への連絡が必要です。モデルロケットの打上げには安全確保のため一定の距離が必要となるため、見学および取材の際はスタッフの案内に従い、指定されたエリアから見学します。
天候、風向、風速、グラウンドの状況、通信環境などにより、競技やライブ配信の時間・内容を変更、中断または中止する場合があります。来場または視聴の前に、大会公式サイトで最新情報を確認してください。
大会概要
| 大会名称 | 宇宙甲子園ロケット部門2026福岡大会 |
|---|---|
| 開催日・時間 | 2026年11月14日(土)9:00~16:00(予定) |
| 会場 | 久留米工業高等専門学校グラウンド(福岡県久留米市小森野一丁目1番1号) |
| 出場者 | 福岡県、熊本県、佐賀県、大分県の23校から50名(中学生、高校生、高専生)、合計10チーム |
| 競技内容 | うずらの卵を搭載したモデルロケットを打ち上げ、目標高度、滞空時間、卵の安全な回収、機体の安全性などを競う |
| 一般見学 | 見学可能、入場無料 |
| ライブ配信 | YouTubeにて無料ライブ中継 |
| 取材 | 事務局に事前申し込みが必要 |
| 雨天・荒天等 | 天候、風の状況、安全管理上の判断により、時間変更、競技内容の変更または中止の場合あり |
当日のスケジュール
現時点での予定であり、当日に変更となる場合があります。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9:00~9:30 | 開会式 |
| 9:30~12:00 | 1回目打ち上げ競技 |
| 12:00~13:00 | 休憩・昼食 |
| 13:00~15:30 | 2回目打ち上げ競技 |
| 15:30~16:00 | 表彰式・閉会式 |
主催
福岡久留米宇宙モノづくりチャレンジ実行委員会(久留米市/株式会社久留米リサーチ・パーク/久留米工業高等専門学校/一般社団法人九州みらい共創)
地域共創パートナー(協力)
オガワ機工株式会社、株式会社ワールドインテック、株式会社スターフライヤー、株式会社筑邦銀行、有限責任監査法人トーマツ、宇宙の店(by BCC)、NPO法人 円陣スペースエンジニアリングチーム(e-SET)、株式会社Space Food Lab.
アサヒシューズ株式会社、株式会社ムーンスター、くーみんテレビ&はっぴとすビジョン(株式会社CRCCメディア)、株式会社ATOMica、九州大学 PLANET-Q、九州工業大学、福岡大学 FUROCK、久留米市、福岡県、北九州市、飯塚市、Fukuoka Growth Next
関連情報
宇宙甲子園ロケット部門2026福岡大会 公式ウェブサイト:https://qsbc.jp/skr-fuk2026/
YouTube「くーみんテレビ&はっぴとすビジョン」ライブ配信ページ:https://www.youtube.com/live/4MeJ6VwvGD0?si=nE09qhbJCrN0hPIC


