2020年7月2日未明、関東地方で火球が観測される

2020年7月2日午前2時32分ごろ、関東上空で極めて大きな火球が観測されました。爆発音が聞こえたというTweetも相次ぎ、深夜のTwitterは騒然となりました。

星空アーティストのKAGAYAさんが撮影したこの映像はNHKのニュースにもなり、画角、撮影がきれいにおさまりすぎていることから、ファンの間では「KAGAYAさんが隕石を呼んだ」と話題になりました。

火球って?

流れ星の中でも特に大きいものを指して火球と呼び、国際天文学連合(IAU)では、火球とは「どの惑星よりも明るい流星」(”a meteor brighter than any of the planets”、-4等級より明るい)であると定義しています。

流れ星はいわゆる彗星のように運行している星ではなく、宇宙をただよう塵(ちり)と地球の大気圏がぶつかって燃え尽きるときに起きる発光現象です。
地球の公転周期上に存在する塵へ向かって地球が移動していくため、年に一回、同じような時期に流星群か観測されます。

この塵は彗星が通り過ぎた後に残った集合体です。
流星群が起こる原因となった彗星のことを母天体と呼びます。

例えば、毎年10月ごろに観測されるオリオン座流星群は、有名なハレー彗星が母天体となっています。

※画像はKAGAYAさん撮影の動画より引用

宙クリップ

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