いよいよ夏の夜空、天の川が天上にかかっています。こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの「夏の大三角」が天頂(頭の真上付近)に見えます。ペルセウス座流星群が12日に極大日を迎えるので、夜空を見上げてみてください。日没後は木星、土星を楽しむことができます。また、25日は伝統的七夕、旧暦の七夕の日を迎えます。
4日 | 満月 |
7日 | 立秋(太陽黄経135度) |
12日 | 下弦/ペルセウス座流星群が極大 |
13日 | 金星が西方最大離角 |
16日 | 天王星が留 |
18日 | 水星が外合 |
19日 | 新月 |
23日 | 処暑(太陽黄経150度) |
25日 | 伝統的七夕 |
26日 | 上弦 |
31日 | 二百十日 |
惑星の見どころ
水星
日の出前の東の低空に位置していますが18日に外合となり、以後は日の入り後の西の低空に位置するようになります。見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。
金星
日の出前の東の空で明るく輝いています。13日に西方最大離角となります。明るさは、マイナス4.4等からマイナス4.2等。
火星
うお座を東に移動しています(順行)。日の出前の南東から南の空に見え、明るさは、マイナス1.1等からマイナス1.8等。
木星
いて座を西に移動しています(逆行)。宵の南東から南の空に見え、明るさは、マイナス2.7等からマイナス2.6等。
土星
いて座を西に移動しています(逆行)。宵の南東から南の空に見え、明るさは、0.1等から0.3等。
※国立天文台Webサイトより引用
宙の見どころ
木星と土星の2大惑星はもちろん、いよいよ夏本番の夏の大三角(デネブ、アルタイル、ベガ)の両方を楽しむことができます。
小型の天体望遠鏡でも木星の縞模様、ガリレオ衛星と呼ばれる4つの衛星、土星の環を観測できるので、この機会に購入するのもいいかもしれません。1万円前後から販売しています。
ペルセウス座流星群が極大
2020年8月12日には、ペルセウス座流星群が極大を迎えます。
前後数日間は見ごろとなるので、流星群をお楽しみください。
観測条件
下弦前後の月がずっと夜空にあり、暗い流星までは見ることができませんが、月がそれほど明るくないため、まずまずの数の流星を見ることができそうです。