3月になると、だんだん昼の時間が長くなってきます。夕方、西の高い空には火星が輝いています。また、西の低い空には、3月15日頃から細い月が見え始めます。その月は、19日から20日にかけて、火星に接近します。近くにはおうし座の1等星、アルデバランも輝いています。赤く輝く火星とオレンジに輝くアルデバランの2つの星の色も観察してみてください。
![2021年3月の星空情報](https://sora-clip.com/wp-content/uploads/2021/03/202103.jpg)
5日 | 啓蟄(太陽黄経345度) |
6日 | 下弦/水星が西方最大離角 |
11日 | 海王星が合 |
13日 | 新月 |
17日 | 彼岸の入り |
20日 | 春分(太陽黄経0度) |
21日 | 上弦 |
26日 | 金星が外合 |
29日 | 満月 |
惑星の見どころ
![水星](https://sora-clip.com/wp-content/uploads/2020/07/mercury.jpg)
水星
日の出前の南東の低空に位置しています。6日に西方最大離角となりますが、日の出30分前の高度は10度未満のため、観察は難しいでしょう。
![金星](https://sora-clip.com/wp-content/uploads/2020/07/venus.jpg)
金星
日の出前の東の低空に位置しています。26日に外合となり、以後は日の入り後の西の低空に位置するようになります。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
![火星](https://sora-clip.com/wp-content/uploads/2020/07/mars.jpg)
火星
おうし座を東に移動しています(順行)。宵の南西から西の空に見え、明るさは0.9等から1.3等。
![木星](https://sora-clip.com/wp-content/uploads/2020/07/jupiter.jpg)
木星
日の出前の南東の低空に位置していますが、見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。
![土星](https://sora-clip.com/wp-content/uploads/2020/07/saturn.jpg)
土星
日の出前の南東の低空に位置していますが、月末にかけて高度が徐々に上がり、観察しやすくなります。明るさは0.7等から0.8等。
※国立天文台Webサイトより引用
宙の見どころ
火星と冬の星座を楽しめます。火星、アルデバラン、ベテルギウスと赤く輝く3つの星、冬の大三角が上がってきます。