2021年12月の天体情報

早いものでもう師走ですね。
何かと忙しくなる時期ですが、合間に温かい飲み物を持ってキーンと冷えた外に出て空を眺めてみましょう。
この時期は空気が澄んでいることが多いので、忙しさを忘れてしまうような星の煌めきに出会えるかもしれません。
夕方は金星がひときわ明るく輝いています。
日の入り後の南西の空に「宵の明星」として輝いている金星は、4日に明るさが最大となる「最大光度」となります。光度はマイナス4.7等に達し、1等星の100倍以上の明るさで輝きます。
この頃の金星はとても明るく、昼間の青空の中でも見えることがありますが、誤って太陽を直視しないよう充分気を付けて観察しましょう。

2021年12月の星空

14日前後には、ふたご座流星群の活動が活発になります。月明かりの影響を避けられる明け方が観察の好機です。
流星群の見頃の詳細は改めてご紹介します。
19日に昇る今年最後の満月は、2021年で最も遠い満月となります。
2021年で最も近い満月は、5月26日でしたが、その時の満月と比較すると視直径で約12パーセント小さく、輝面が22パーセント少ない(それだけ暗い)程度の違いです。大きさの変化に気づくのは難しい位の差と言えます。
本格的な冬の寒さが到来していますので、星々に見とれて風邪をひいてしまわないよう、暖かい格好で観察してくださいね。

2021年、満月の距離の違い。
2日海王星が留
3日火星食(昼間に起こる)
4日新月/皆既日食(日本では見られない)/金星が最大光度
7日大雪(太陽黄経255度)
11日上弦
14日16時頃、ふたご座流星群が極大(見頃は14日未明。1時間に50個程度。夜半過ぎに月が沈み、夜明け前は条件が良い)
18日金星が留
19日満月(2021年最も遠い満月)
22日冬至(太陽黄経270度)
27日下弦

惑星の見どころ

水星

水星

日の入り後の南西の低空に位置しています。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。

金星

金星

月初は日の入り後の南西の低空で明るく輝いていますが、月末には高度が低くなります。明るさはマイナス4.7等からマイナス4.3等。4日に最大光度(マイナス4.7等)となります。

火星

火星

日の出前の南東の低空に位置していますが、見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。

木星

木星

やぎ座を東に移動し、中旬にはみずがめ座に移ります。日の入りから1時間ほど経った頃には南から南西の空に見えています。明るさはマイナス2.3等からマイナス2.1等。

土星

土星

やぎ座を東に移動しています(順行)。日の入りから1時間ほど経った頃には南西の空に見え、明るさは0.7等。

国立天文台Webサイトより引用

ふたご座流星群が活発に!

2021年のふたご座流星群の活動は、12月14日頃に極大(活動が最も活発になること)を迎えます。つまり、たくさんの流れ星が見られるかもしれません。
今年は深夜まで上弦過ぎの月が空に残り、月明かりの影響を受けてしまうので、月が沈んでから明け方にかけての観察がおすすめです。

ふたご座流星群の極大時刻は、12月14日16時頃と予想されます。この時間帯は日本の昼にあたり観察できませんが、ふたご座流星群の活発な時期は比較的長く続きます。12月13日の夜から14日明け方にかけてと、14日夜から15日明け方にかけての2夜に渡り、普段よりも目立って多くの流星を見ることができるものと予想されます。
最も多く見えるのは、14日未明(13日深夜過ぎ)に月が沈んでから明け方にかけての時間帯(東京では2時から5時頃)で、このときに空の暗い場所で観察した場合の流星数は1時間あたりおよそ40個から50個が予想されます。
15日未明(14日深夜過ぎ)の月の入り前後(東京では2時から4時頃)も多めの流星数が期待され、同様に空の暗い場所で1時間あたりおよそ30個から40個が予想されます。

なお、月明かりの中でも、明るい流れ星は見ることができます。13日深夜や14日深夜に空の暗い場所で観察したときには、1時間あたりおよそ20個から30個の流星が見られそうです。

街明かりの中で観察したり、極大ではない時期に観察したりした場合には、見ることのできる流星の数は何分の1かに減ってしまうことがありますが、視力の高い人や、流星観測の熟練者が観察した場合には、2倍以上の数の流星を観察できることがあります。目を暗闇に慣れさせ、目をこらして見てくださいね。

2021年のふたご座流星群と放射点

流星は、放射点を中心に空全体に放射状に出現します。いつどこに出現するかは分かりませんので、なるべく視界のひらけた空の広い範囲を見渡すようにしましょう。
目が暗さに慣れるまで時間がかかります。明るい携帯の画面などは見ずに暗い空を眺めていましょう。
流れ星が見られるまで長時間屋外にいると寒さが堪えますのでしっかり防寒対策を行い、温かい飲み物を飲みながらゆっくり流星群を待ちましょう。

宙クリップ

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2021年12月の星空

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