NASA は 2025 年 5 月 15 日公開の記事で、火星探査車パーサヴィアランスが撮影した火星の第 2 衛星 デイモス の画像を紹介しました。撮影は 2025 年 3 月 1 日、現地時間 4 時 27 分(ミッション通算 1,433 ソル)に実施されています。

画像出典:NASA/JPL-Caltech/元画像リンク
目次
長秒露光で合成した 1 枚の画像
暗い早朝の空を撮影するため、ローバーの左ナビゲーションカメラは3.28 秒露光 × 16 枚を撮影し、カメラ内で合成。合計 約 52 秒露光 に相当する画像が地球へ送信されました。微光天体が浮かび上がる一方で、長露光ゆえのデジタルノイズも写り込んでいます。
星とノイズを見分けるポイント
画像内の白点の多くはノイズですが、より明るい 2 点はしし座の恒星レグルスとアルギエバと同定されています。これは火星表面から星座を観測する際の参考となります。
参考・出典
- NASA Image Article(2025 年 5 月 15 日)
https://www.nasa.gov/image-article/deimos-before-dawn/ - 画像出典:NASA/JPL-Caltech/ PIA26556
原文筆者:Monika Luabeya(NASA)
翻訳:宙クリップ編集部