ハッブル望遠鏡、活発な銀河中心を撮影──超巨大ブラックホールが輝かせる銀河核

NASA は 2025 年 6 月 30 日、棒渦巻銀河 NGC 5728 の中心部をとらえたハッブル宇宙望遠鏡の最新画像を公開しました。銀河核は “活動銀河核(AGN)” と呼ばれ、数億太陽質量級ブラックホール へ物質が落ち込むことで、銀河全体より明るいエネルギーを放っています。

画像出典:ESA/Hubble & NASA, A. Riess et al./元画像リンク

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塵の筋と星生成リング

画像では、明るい核を取り巻く 渦巻腕の塵の帯 が複雑にねじれ、若い星形成域が淡い青色で点在しています。可視光では塵に隠れる中心部も、ハッブルの広視野カメラ 3(WFC3) 赤外線観測で透かし見ることができました。

活動銀河核(AGN)とは

AGN はブラックホール降着円盤と高速ジェットが放つ電磁波で観測されます。NGC 5728 ではX 線・紫外線・可視光・赤外線の多波長データが一致し、ブラックホールからおよそ 3,000 光年 にわたる双極噴出構造が確認されています。

参考・出典

原文筆者:Monika Luabeya(NASA)

翻訳:宙クリップ編集部

宙クリップ

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