日本科学未来館(略称:未来館、館長:浅川智恵子)は、谷川俊太郎さんが自ら手がけた唯一のプラネタリウム作品「夜はやさしい」の上映期間を、2026年4月6日(月)まで延長します。本作は谷川さん原案によるプラネタリウム作品として2009年から約7年間にわたり未来館で上映されていたものです。2025年7月から12月末までの期間限定で再上映していましたが、好評を受けて上映期間を延長することとなりました。

本作では、ヨーロッパ、アフリカ、南米など世界6カ所の「夜」を巡りながら、自然の音、人々の営み、音楽や生きものの声など多彩な環境音とともに各地の星空を楽しめます。谷川さんによる書き下ろしを含む自選の詩が、世界の夜と旅をつなぐ構成で、地球の広がりとその中に存在する自分を静かに見つめる時間を与えてくれる作品です。
初公開から16年を経てもなお色褪せることなく、子どもから大人まで深く心に残る、まるで詩そのもののようなプラネタリウム体験を味わえます。

上映概要
| 作品名 | プラネタリウム作品「夜はやさしい」 |
|---|---|
| 上映スケジュール | 1日1回、16:20より上映(本編約25分) |
| 最終上映日 | 2026年4月6日(月) ※2025年12月27日終了予定から延長 |
| 休館日 | 火曜日(祝日・長期休暇期間は開館の場合あり)/年末年始(12/28〜1/1) |
| 料金 | 常設展+ドームシアター 大人940円、18歳以下310円、未就学児100円 |
| 上映会場 | 6階 ドームシアター |
| 予約 | 鑑賞は事前予約制、オンラインチケットにて1週間前から受付 |
「見て聴く夜」谷川俊太郎さん

少年時代に見たプラネタリウムは東京の夕暮れのスカイラインから始まり、そのとき流れていた音楽がバッハの〈G線上のアリア〉でした。音楽とともに空が徐々に暗くなり、星が輝き始める様子は、私にとっての宇宙を感じる原体験の一つになっています。
青空の下で聞く物音や音楽と、星空の下で聞こえる音には大きな違いがあると感じています。少年時代のその感動を再現したいという個人的な動機から始まり、このプログラムは夜の視覚空間と聴覚空間を、詩を媒介して結びつけることを目指しています。(2009年公開時リーフレットより)
(撮影:深堀瑞穂)
「夜はやさしい」が生まれた経緯
谷川さんと未来館の映像作品との関わりは、2005年公開のプラネタリウム作品「暗やみの色」から始まります。ダークマターなど「見えないものに目を凝らす」ことをテーマとしたこの作品に、谷川さんは書き下ろしの詩「闇は光の母」を寄稿しました。
その後、世界の“夜”を詩と音でつなぐプラネタリウム作品を作りたいと谷川さん自身が提案し、構成や演出にも深く関わって完成したのが本作「夜はやさしい」です。

「夜はやさしい」について
世界6地域(アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカ、北アメリカ、オーストラリア)の“ある夜”を、プラネタリウム投影機「MEGASTAR-II cosmos」によるリアルな星空と、各地で録音された環境音で再現。谷川さん自選の詩と書き下ろしの詩に導かれながら、夜の世界を旅します。
その夜、その場所にいるような感覚を通し、人々が星空の下で抱いてきた思いを改めて見つめ、地球と宇宙の広がり、そしてその中にいる自分の存在を感じられる作品となっています。
クレジット(敬称略)
| 原案・詩・ナレーション構成 | 谷川 俊太郎 |
|---|---|
| 監修 | 毛利 衛 |
| 朗読 | 麻生 久美子 |
| フィールドレコーディング・ サウンドデザイン | 川崎 義博 |
| 挿入歌 | 「夜はやさしい」 作詞:谷川俊太郎 作曲:谷川賢作 |
| 宣伝写真 | 川内 倫子 |
| 協力 | 株式会社谷川俊太郎事務所 |
| 企画・制作 | 日本科学未来館 |
日本科学未来館 概要
| 所在地 | 〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6 |
|---|---|
| TEL | 03-3570-9151 |
| FAX | 03-3570-9150 |
| URL | https://www.miraikan.jst.go.jp/ |

