
東京日本橋から「第六の街道」を切り拓く新拠点
株式会社ispaceは、2026年3月9日付で本社機能を東京都中央区日本橋本町へ移転し、新本社「Earth Base(アース・ベース)」を開設したと発表しました。
新本社所在地
| 所在地 | 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-9-3 日本橋本町M-SQUARE 6階 |
|---|---|
| 拠点名 | Earth Base(アース・ベース) |
移転の背景
ispaceが新本社を構える日本橋エリアは、宇宙スタートアップや宇宙関連企業、団体が集まるエコシステムとして発展が進む地域です。日本橋は江戸時代から五街道の起点として人や物流が行き交う場所であり、現在も日本の道路網の起点として知られています。
同社はこの地を、新たな「第六の街道」を切り拓く起点と位置付け、地球と月をひとつのエコシステムとして結ぶ持続的なインフラづくりを目指すとしています。
また、日本橋で進む宇宙産業の集積は三井不動産が主導しており、ispaceは歴史あるこのエリアに拠点を置くことで、宇宙ビジネスのハブ形成や産業横断の連携強化にもつなげたい考えです。
新本社に期待する役割
現在ispaceは、ミッション3、ミッション4、ミッション6と複数の月ミッション開発を並行して進めています。新拠点への移転によって、本社機能を集約し、部門間の連携強化や業務効率化を図るとしています。
地上拠点としての機能を強化し、日本橋という歴史と革新が交差する場所から、シスルナ経済圏の構築と産業基盤の創出に取り組む方針です。
東京日本橋におけるispaceの歩み
ispaceは2020年12月に日本橋にミッションコントロールセンター(管制室)を開設し、2021年2月には本社を日本橋浜町へ移転しました。以降約5年間にわたり、開発機能・コーポレート機能とミッション運用機能が分かれた体制で、「HAKUTO-R」におけるミッション1とミッション2を進めてきたとしています。
この5年間で日本組織の従業員数は約190人となり、当時の約1.7倍に拡大しました。2023年4月には東京証券取引所へ上場し、事業拡大に向けた体制整備を進めています。
代表取締役CEO & Founder 袴田武史氏のコメント
「本日より、ispaceの新本社“Earth Base”を日本橋本町に開設いたしました。江戸時代より、五街道の起点として日本全国の人や物、情報の結節点であった日本橋は、まさに“挑戦の起点”にふさわしい場所です。この移転は次なる成長フェーズへの意思表明であり、従業員一同、歴史あるこの場所から地球と月を結ぶ『第六の街道』を切り拓き、シスルナ経済圏という新たなフロンティアの構築に挑んでまいります。」
会社概要
| 会社名 | 株式会社ispace |
|---|---|
| 公式サイト | https://ispace-inc.com/jpn/ |
| 会社紹介 | 「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。 |
同社は2022年12月11日に SpaceXのFalcon 9を使用し、初となるミッション1のランダー打ち上げを完了しました。続くミッション2も2025年1月15日に打ち上げを完了したとしています。これらはR&D(研究開発)の位置づけで、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化を目的としたミッションであり、結果として月周回までの輸送能力や、ランダーの姿勢制御、誘導制御機能を実証したと説明しています。今後は、米国法人が主導するミッション3を2027年に、経産省SBIR補助金を活用し現在日本で開発中のシリーズ3ランダー(仮称)を用いたミッション4を2028年に予定しているとしています。
※2027年および2028年の計画は、2026年3月時点の想定・予定です。

